「強運読書208」

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「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
◎もはや論理的思考・MBAでは戦えない…… ◎「直感」と「感性」の時代 ◎組織開発・リーダー育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考。

今回紹介する書籍は「世界のエリートはなぜ『美意識を鍛えるのか?』 山口周著 光文社新書です。

この書籍は第5水準経営者の読書会でTNグループの林会長が推薦した書籍です。題名からして絶対自分からは読まない書籍です。しかし、社労士法人とうかいの久野社労士は既に読んでいました。恐るべしですね。

さて、読んでみて文章は山口周氏なので少し抽象的な表現が多いですが説得力がありとても理解できました。
何故、経営に「美意識」が必要なのかは本当によくわかりました。美意識がないからこそ日本からはアップルやグーグルのようなイノベーションを起こすような会社は出ないと言うこともわかりました。
最近、欧米ではエリートを目指す学生は「MBA」ではなくアートスクールや美術系の大学へ行くそうです。

一番端的に表現されているのが「真・善・美」を従来型のサイエンス教の考え方では「論理が真実」「法律遵守が善」「客観的数値(市場調査)が美」となります。
一方、美意識があるアート型の考え方、いや考え方といった時点でサイエンス教のような気がするが「直感が真実」「モラルが善」「審美感性が美」となります。

私は論理や理性等のサイエンスはとても大事だと思っていますが更に重要なことは「直感力」だと思って経営をしてきました。「美意識」という言葉だと抵抗感がありますが「直感」「感性」といわれると納得がいきます。
「科学」「合理的」というサイエンス教にはまっている人は是非読んでみると良いですよ。

今日の所感:経営をするためにはサイエンス教からの脱出が必要です!!
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