「不易流行」

不易流行とは「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと」です。
経営において不易流行とは創業の精神や経営理念が不易で変化せず本質的なもので、経営手法・業種・業態・商品サービス等は変化するもので流行です。

例えば、SMCグループの経営方針であれば「中小企業を良くする」「中小企業を100年企業にする」等は不易です。そして、中小企業をどのように支援するかは時代・時代に合わせて変化していかなければならないと思います。
税務顧問のあり方、先行経営(MAS監査)のあり方、セミナーや塾のあり方なども時代の変化に合わせて変化しなければなりません。
昭和の時代は基本的には対面で中小企業を支援してきました。今はオンラインやSNS等で支援することも必要になってきました。

恐らくどの会計事務所も「中小企業を支援する」という方針はどの時代でも変わらないと思います。
しかし、支援の仕方は時代によって変化しなければなりません。オンライン、クラウド会計、SNS、ペーパーレスなどDX化を進めながら支援をする必要があります。
この変化についていけない会計事務所は衰退していっています。

さて、視点を変えて社員教育です。中小企業も我々会計事務所も「社員を成長させたい」という思いはいつの時代も同じで不易です。
しかし、社員教育のあり方は時代の変化と共に変えていかなければなりません。2000年くらいまではOJTを中心に社員教育を行い、研修などの座学は時間外で行うことが当たり前でした。
ところが最近では研修は当然勤務時間内で行い、OJT中心の教育はパワハラやセクハラに繋がりやすいので極力頼らないようにしています。

そして、社員の待遇面でも法定休日は最低でも120日は必要、みなし残業・固定残業があることや月40時間以上の残業はブラック企業など、昭和や平成の時代には考えてもいなかったことが現実になってきました。

最後にこのように考えてみると「不易流行」は事前にわかるものではないような気がします。時代の変化と共に無くなっていくものが流行で時代が変化しても変わらなかったものが不易のような気がします。
今、私が不易だと思っていることが10年後は流行になっているのかもしれません。

今日の所感:もしかして、不易流行とは結果論かもしれません!!

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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

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