2024年初めての会計事務所PDCA成長塾を開催しました。会計事務所PDCA成長塾は当初は売上1億円を目指す会計事務所が集っていましたが多くの会計事務所が売上1億円を突破したので今は売上3億円を目指しています。
毎回、10事務所前後の先生方が参加してPDCAのモニタリング資料をオープンにして他の塾生からの質問や意見をもらって情報交換をします。向上心の高い塾生の集まりなので私も多くの有意義な情報をいただいています。
特に課題として多いのがスタッフの採用・教育・退職、グル-プウエアー、商品・サービスについてです。
最近、このPDCAのモニタリングで感じることは大きな問題点が2点あることです。
- 計画づくり(P)が杜撰
計画作りの基本は情報収集、収集した情報の分析、分析からの課題抽出、そして目標設定です。
ところが多くの会計事務所がいきなり目標設定をして計画づくりに入ってしまいます。これでは良い計画ができません。 - 詳細なチェック(C)ができない
会計事務所なのに詳細な数値データが取れないのです。日報がまともにつけられていなかったり、毎月顧問料をいただくのに毎月サービス提供をしていなかったりするので有意義な数値データが取れないのです。
つまり、ドンブリ勘定で会計事務所経営をしているのです。全く管理会計ができていません。
こんな状態でも会計事務所はPDCAの経営サイクルで成長できるのです。しかし、上記1,2がクリアーできればもっともっと成長速度が速まります。それはピンポイントで課題が抽出され、適切なアクションを起こすことができるからです。
ドンブリ勘定ではピンポイントの課題抽出ができず、正解に行き着くまでに時間がかかってしまいます。
さあ、1,2をクリアーして成長速度を速めましょう。
今日の所感:PDCAの回し方を見直してみましょう!!