還暦を過ぎて自分の人生を振り返って見ると結構幸せな人生を送ってきたと思えます。最近の私のモットーは「年を重ねる毎に幸せに!!」です。そして、そのモットー通りの人生が歩めていると思っています。
そんな幸せな人生の中で2つのことがやらなければ良かったと思っています。共に30代の頃です。1つ目が高級車に乗らなければ良かったと言うことです。ボルボを二台乗ってからアウディ、ベンツも二台乗って最後はBMWに乗りました。車なんて移動手段なので特に拘る必要はないのに外国の高級車ばかり乗っていました。
これは中身がないので外見を飾るためにやっていたと思います。自分の中では働くための原動力という言い訳の下に贅沢をしていましたね。今思えば「俺は稼いでいるんだ!どうだ!!」と言う気持ちがあったんでしょうね。
2つ目は自宅です。土地が約200坪、建物が洋風で80坪あります。土地建物で1億5千万円ぐらいかけています。これも外車と同じように「俺は稼いでいるんだ!どうだ!!」と言う気持ちがあったんでしょうね。この豪邸は反省だけではなく老後は困るんだろうなあと思っています。
さて、この高級車に乗り満足をし、豪邸に住んで満足する気持ちは本当に実力がなくてさもしい心持ちだと今になって思います。自分の持ち物、住むところで自分の人生の豊かさが変わるのであればとても寂しい人生です。自分の人生の豊かさは自分の周りの環境や所有物にあるのではなく自分の心にあるのだと思います。
それでも30代の頃の中身のない人間だった頃に見栄を張るために人より努力をしたこと、人と違う考え方をしたこと、人に迎合しなかったことで40代以降の人生がとても幸せに尖った人生を送ることができています。
さあ、人生終盤に入ってきました、自分の天命・使命である「中小企業及び中小企業経営者を育成する」を実現するために更に尖っていきたいと思います。