「新年の心構え」

2020年から始まった新型コロナショックの影響もだんだん薄れてきました。インバウンドの増加、マスクをしない人の増加、飲食店もかなり回復してきたように思います。しかし、未だにコロナ前の売上まで回復していない中小企業もかなりあります。
これらの中小企業の経営者は売上の減少要因をコロナの所為にしていましたが今となっては単純にコロナによる環境変化について行けなかった企業あるいは経営者であると断言しても良いでしょう。恐らく今年中には新型コロナも第二類から第五類になって各種の行動制限も無くなるものと思います。

今年はアフターコロナ元年と位置づけて企業活動をしていくことになります。アフターコロナという言葉が表すようにコロナという環境変化が起こって我々中小企業はその環境変化にどう適応していくかが問われています。読者の皆さんの会社はどうですか?

  1. 新型コロナショック前より売上が増えている
  2. 新型コロナショック前より売上が減っている
  3. 新型コロナショック前と売上はあまり変わらない

売上の状態は①~③のいずれでしょうか?

②・③の会社は要注意です。
新型コロナショックという環境変化をどう捉えるか?私が独立開業して今年で35年になりますがこの間に大きな環境変化は1990年前後のバブルの崩壊・1997年頃の山一証券や北海道拓殖銀行の倒産などの金融危機、2008年のリーマンショック・2011年の東日本大震災、そして2020年の新型コロナショックと10年に一度ぐらいは大きな環境変化が訪れます。これらは災害や経済ショックのように見えますが基本的には環境変化なのです。災害やショックがきっかけとなって大きな環境変化が起こるのです。

新型コロナショックで食事、旅行、医療、生活様式、ビジネスのあり方などなど、本当に多くのことが変わりました。そして、その環境変化にいち早く適応し会社が上記①となり、適応できなかった会社が②・③となります。くどいようですが②・③の会社は新型コロナショックで売上が下がったのではなく環境変化について行けてなくて売上が下がっていることがとても大きな問題なのです。
今からでも遅くありません。環境変化について行くよう変化しましょう。

今日の所感: アフターコロナに環境適応しましょう。
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