「黒字と赤字」

私は会社が黒字になるのも赤字になるのもすべて経営者の責任だと思っています。
経営者の中には今は新型コロナ禍だから赤字でも仕方がない、こんなに円安になったら赤字でも仕方がないなどなど、赤字の原因を外部要因の責任にしている方が多くいます。もし、そうであるならばすべての会社が赤字になっていますか?同じ業界の中でもどんな外部要因の変化が来ても黒字を続けている会社は沢山あります。
私たちの会計事務所業界でも新型コロナショックで売上・利益を減らしている事務所もある一方、この新型コロナショックで売上・利益を大きく伸ばしている事務所もあります。
このように見てくると無能な経営者が如何に外部要因の所為にしたとしてもやはり赤字の原因は経営者の無能さが原因だと思います。

私が大好きな言葉に故野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」の言葉があります。故野村監督の経営手腕・人材発掘・人材育成には目を見張るものがありました。野村再生工場とも言われていました。
さて、この言葉を経営に当てはめると「黒字に不思議の黒字あり、赤字に不思議の赤字なし」となります。黒字会社にはラッキーパンチのようなものもあります。毎期赤字基調だったのに新型コロナショックの巣ごもり需要で一時的に黒字になって、コロナが落ち着いてきたら再び赤字になった会社もあります。経営者の実力で黒字にすることは大事ですが、外部要因で単なるラッキーで黒字になっているにもかかわらず自分の実力と思ってしまう経営者は危険です。

一方、赤字会社に不思議はありません。赤字会社は単に経営者が無能だからの一言しかありません。経営者が365日全力で経営に取り組んで赤字になるようであれば経営者を辞めた方が良いです。赤字を出す経営者はハッキリ言って経営者に向いていないのです。

赤字の恐ろしさは赤字になった当初は黒字の頃と何も変わらないところです。会社は過去の蓄積があるので資金繰りも苦しくならない、銀行も1期ぐらいの赤字であれば目をつぶって態度を変えません。
しかし、2期連続赤字になると若干資金繰りが苦しくなり、銀行の態度も変化してきます。このときには既に遅くゆでガエル状態です。そして、潰れていくのです。
赤字会社は社会の悪です。

今日の所感: 赤字会社の社長諸君!!赤字の責任をとりなさい!!

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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

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