「転機」

今日6月8日は私の63回目の誕生日です。65才で引退するまであと2年です。
さて、話は変わって人生には転機というものがあるように会社にも転機というものがあります。今回はSMCグループの転機を考えてみたいと思います。

1,2000年からの経営計画作成と2014年からのモニタリング

私は1989年に独立開業しました。最初の10年は無我夢中で働きました。ところが同じ頃、独立開業した友人の会計事務所が売上も社員数も私の2倍にもなっていました。何が違ったかというと彼は独立開業当初から経営計画を作っていたとのことでした。
そこで、経営目標と経営計画を作って毎月自力でモニタリングを初めて見ると加速がついたように成長し始めました。そして、規模もある程度大きくなってきて自分でモニタリングをするのが困難になってきたので、2014年からはスピリタスコンサルティングの野原さんにモニタリングを依頼しました。
すると更に加速がついて急成長するようになりました。

2,社員を大切に!!

2002年~2004年の3年間で20名の社員が退職しました。事務所の規模が社員数20名ほどの頃です。当初はSMCグループの成長について行けない駄目社員が退職していると思っていましたが実はそうではなく、社員が辞める大きな原因は自分にあると気づきました。
そこで、社員の声に耳を傾け、社員が働きやすいような環境を作るように努めました。すると2009年には退職者ゼロになりました。しかし、退職者ゼロは競争もない仲良しクラブでした。そこで、急成長へのアクセルを踏んでみるとついて行けない社員が退職するようになりました。どの社員にとって働きやすい環境なのかを明らかにした経営をする必要性に気づきました。
やはり、組織の方針について行けない社員が退職するのはお互いのために絶対に必要なことです。

3,組織作りと事業承継

2007年に岡本税理士と一緒にSMC税理士法人を設立しました。それまでの曽根公認会計事務所という個人商店から組織に変わった瞬間でした。
その後、西川税理士、舩田税理士が役員になり、税理士法人としての組織作りも進んできました。そして、2年後の引退に向けて後継者に西川税理士を指名して権限委譲を進めているところです。事業承継で一番大事なことは私の経営方法を引く継ぐことではなく、創業の精神である「中小企業を良くする=創業百年企業を作る」を引き継ぎ、事務所全体に浸透させることです。今の組織はまだまだ自分ファーストが強すぎると感じています。これは売り手市場の採用の仕方と社員教育に大きな問題があると思っています。
しかし、優秀な社員も多く入ってきているので西川税理士の指揮の下、SMCグループはもっともっと飛躍するものと確信しています。

今日の所感: 一度、自分の会社の転機を考えてみませんか?

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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

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