中小企業も上場会社も基本的には同じ会社であることには変わりありません。異なるのは株主構成と会社の規模だけが違います。
しかし、多くの中小企業経営者は自分たちの会社と上場会社は全く別物と考えてしまっています。これが大きな間違いなのです。基本的には同じ会社なので会社の運営の仕方も同じはずなのです。
だから、可能な限り、上場会社の真似をすると会社は良くなるものなのです。
上場会社の真似をすると中小企業が上場会社になることは難しいかもしれませんが、少なくとも売上と利益は大きく伸びることは間違いありません。
私がSMCグループで上場会社の真似をしていることを下記に列挙してみますね。
- 経営理念に基づいて毎年、経営目標を設定して中期経営計画と単年度経営計画を作成します。そして、経営計画通り行っているかどうかを毎月モニタリングしています。当然、経営計画通り行くはずもありませんので迅速に軌道修正のアクションを興します。
- 必ず組織図を作成して、各役職の役割や目標を明確にしています。
- 指揮命令・報連相は組織図に基づいて行われるようにしています。社長が一般社員に仕事を依頼したり、社長が一般社員から直接相談を受けることもありません。
- 役員会は週一回開催して議事録を作成し、即座に掲示板にアップして全社員が決定事項を見ることができるようにしています。
- 現状で社員数が満たされていても、経営計画に基づいて4月には定期採用をするようにしています。そして、毎年、高卒、専門卒、大卒も採用するようにしています。
- 全役員には月次試算表、決算書、社員・役員の給料の金額をオープンにしています。
以上の通り、思いつくままに列挙しましたが、これらの項目を実施しているからこそSMCグループが急成長できていると思っています。
今日の所感: 上場会社の真似をしましょう。