2020年も強運人事塾がスタートしました。2019年は社会保険労務士法人絆の山口社労士と強運人事塾を行いましたが、2020年は社会保険労務士法人とうかいの久野社労士と行います。全5回通しての共通テーマは「働き方改革」です。
第1回目が3月10日にスタ-トしました。
まずは久野社労士からです。テーマは「なぜ働き方改革なのか?」です。
レジュメはボリューム満点で1時間で終わるのかなと心配していましたがキッチリ1時間にまとめて、しかもわかりやすかったです。流石ですね。
さて、今回の参加者は17社です。参加皆さん、人事で苦労されている人ばかりです。
さて、続いて私です。
私のテーマは「働かせ方改革と働き方改革」です。
経営者にとっては「働かせ方改革」そして、社員にとっては「働き方改革」です。経営者である我々は働かせ方改革の中で長時間労働の削減、有給休暇の取得促進、賃金の引き上げ、未払残業の撲滅などマスコミに取り上げられているようなことを待った無しで取り組まなければなりません。
こんな取り組みをしながら、社員が従来通りの働き方で企業経営が成り立てば良いのですが、そんな訳にはいきません。社員が能力アップして、収益性を高めなければ働かせ方改革は実現しません。そこで、社員の働き方改革は毎年能力を向上しない社員の給料は一切上げない、能力を向上して収益性を高めた社員のみがドンドン給料が上がる仕組みになります。
つまり、社員間で大きな所得格差が付きます。逆に言えば、努力をしたくない社員は給料が上がらない、努力をする社員は給料が上がることになります。
結論です。政府が進める働き方改革は大きな所得格差、ひいては貧富の差を作り出すものなのです。