基本的には「利益=売上-経費」です。どんな会社でもこの利益を増やすために日々努力をして売上を上げ、無駄遣いをしないように経費を節減しています。つまり、利益を上げるためには売上を伸ばすか経費を下げるかしかないのです。
さて、ところで利益とは何でしょうか?ドラッカーが言っている利益の5つの意義です。①お客様の満足のバロメーター ②事業の有効性と健全性の測定尺度 ③将来のリスクへの備え ④将来の利益獲得のための準備 ⑤資金調達のための誘い水です。その通りだと思います。
事業が継続できなくなる一番の原因は資金が無くなることです。そして、その資金は利益から調達しなければなりません。借金での資金調達には必ず限界があるからです。利益からの資金調達であれば無限大です。つまり、事業を継続していくためには利益=資金を上げ続けなければなりません。そうすると長期的には利益の獲得が事業の目的になります。
利益を上げるためには売上を上げるか経費を削減するしかありません。両方が同時に出来れば理想ですが会社によって特徴があると思います。トヨタはどちらかと言えば経費を削減しながら利益を増やしていく会社です。(ただ、最近はトヨタの車も結構高くなりましたが…) 一方、フェラーリは経費を削減するのではなく売上、特に売上単価を上げて利益を増やしていく会社です。あなたの会社はどちらですか?
さて、利益の意義です。ドラッカーが言っている通り、利益はお客様満足のバロメーターです。お客様が満足しなければお客様はその商品やサービスを購入しません。購入されなければ売上が上がらず利益も上がりません。利益が出ていない会社はお客様の満足度が低い証拠なのです。次に利益は社会貢献のバロメーターでもあります。会社の税金は利益に基づいて支払われます。利益が多ければ税金も高くなります。税金を多く支払えば社会が潤います。これが社会貢献です。赤字会社などは税金を支払わないので社会貢献をしていないのです。つまり、会社の一番の社会貢献は税金を支払うことです。そして、最後に利益は会社の長寿のバロメーターです。利益が多ければ多い程、資金が増えて会社が潰れにくくなります。100年続く会社の基本はまず利益を上げることです。
