「意思決定の楽しさと怖さ」

社長は「意思決定業」と言われるように日々意思決定の連続です。人の採用、給料の決定、設備投資、新商品開発、銀行借入などなど、すべて社長は最終の意思決定権者です。
意思決定を部下に権限委譲したとしてもその部下の意思決定は最終的には社長の責任になります。

社長の意思決定のミスは会社を潰してしまう可能性があります。大きな意思決定のミスは許されません。
しかし、ミスしないようにしようとすると意思決定を避けてしまうようになります。意思決定をしないということはチャレンジしないことと一緒です。チャレンジをしなければ環境変化に着いていけなくなってしまうので嫌でもやはり意思決定はしなければなりません。

そこで、どんな意思決定をすると良いのかを考えてみました。絶対にミスしないように十分な情報を得てじっくり意思決定をしていると恐らくその時は「時すでに遅し」でしょう。逆に十分な情報を得られていないにもかかわらず不十分な情報で意思決定をすると意思決定のミスのリスクが高まります。
そこで私は70%程度の情報を得ていけそうであれば意思決定をして行動に移すべきだと考えています。50%の情報ではまだ早すぎる、90%の情報を得るまで待ってしまっては遅すぎます。
つまり、70%の情報で意思決定をして行動に移すということは裏を返せば残り30%の情報がないのでこの30%がリスクとなります。つまり、いつも意思決定には30%のリスクはつきものだという覚悟を決めて意思決定をすることです。

さて、この30%のリスクがあるからこそ社長の意思決定はとても楽しかったなあと私は感じています。当然、社長歴の浅い人にとってはこのリスクが楽しさではなく恐怖に感じると思います。
しかし、この30%のリスクもいつも意思決定して慣れてしまえば恐怖が楽しさに変わるものです。世の中にリスクない意思決定などないのです。必ず意思決定にはリスクはつきものです。
しかし、30%を超えて50%もリスクがある様なものになると「一か八か」の博打のような意思決定になってしまうので禁物です。

常に30%のリスクを伴う適正な意思決定をするようにしましょう。

今日の所感:社長は心地よい緊張感のある意思決定をしましょう!!
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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

経営
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