「後継者のやるべきこと」

1,会社の方向性を決める
先代から引き継いだ会社は先代の会社の方向性をそのまま引き継ぎます。
しかし、時代の変化と共にその会社の方向性が時代遅れになっていくことがあります。会社は環境適応業と言われるとおり環境の変化と共に会社の方向性を変えていく必要があります。後継者にはこれができないのです。実力が無いために方向性を変えることが恐怖なのです。
三流アホ後継者の言葉「もう少し経営に慣れたら方向性を決めます」

2,数値で判断する
後継者は先代と違って事業の成果や変化を肌で感じることができません。そこで、後継者は会社の事業の結果である会計数値を正確に理解する必要があります。
そして、自社の状況を的確に判断して、数値に基づいて次の行動へと移す必要があります。
三流アホ後継者の言葉「私は数値に弱いんです。」「決算は会計事務所に任せているんです。」

3,早い意思決定すること
後継者はとかく意思決定が遅いです。遅い理由は色々あります。経験が少ないため意思決定することが怖い、経営能力が無いために意思決定で失敗することが怖いなど、早い意思決定ができません。早い意思決定ができないので当然、早い行動もできないため他社に後れを取ったりチャンスを逃してしまいます。
三流アホ経営者の言葉「時期尚早です。」「もう少し様子を見ます。」

4,チャレンジすること
チャレンジをしないと成功どころか失敗すらすることができません。チャレンジすれば成功することより失敗することの方が多いでしょう。
しかし、後継者はこの失敗を恐れるあまりチャレンジをなかなかしません。確実に成功することだけにチャレンジします。そんなことはチャレンジと言わないし、その頃には誰でもやっていることになってしまいます。
三流アホ経営者の言葉「これをやって本当に成功するんですか?」「失敗したらどうするんですか?」

5,リスク管理をする
後継者は経験不足なのでリスク管理ができていません。リスク管理と言うよりリスクがわかっていないのです。
私は特に感じるのが「スピードが遅いことがリスク」「リスクを冒さないことがリスク」などです。これらは将来のリスクを予測できないことが最大の問題です。
三流アホ経営者の言葉「リスクを冒さないよう慎重にやります。」

今日の所感:私の周りの後継者の一部は確実に成長しています!!
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