我々は自然人です。だから自分の人生は自分の考え方や思いで決まり自由に生きていくことができます。
今が幸せでも不幸せでも全て自分が過去意識してしてきた結果なのです。一方、法人という人は法に則って作られたものです。
だから、法人という会社はそれだけでは何も意志がありません。
そこで、社長自らが会社の目的を定めて方向性を決めます。その会社の目的は社長の主観的な思いで良いのです。
例えば、会社を通じて社会に貢献したいという高尚な目的でも、会社を通じて金持ちになりたいや社長自身が有名になりたいのような私利私欲でも、会社を通じて社員を幸せにしたいでも何でも良いです。
何故なら、会社は会社を作った社長のものだからつまり社長の主観的な目的で良いのです。会社は社長である個人の意志を達成するために存在するのです。
そして、その意志が社会的に認められるとその会社は成長し、その意志が社会的に認められないと会社は成長しないのです。
さて、最近の中小企業を見ていると多くの会社が社長の意思である志が無いように思います。
例え、志があったとしても自社あるいは社長自身の利益を追求するだけの私利私欲の会社が多くなりました。この志の存在がないか、あったとしても自分のためだけの志では会社が良くなるはずもありません。
現在、会社の業績が悪ければその会社の社長の思いである志が社会に認められず自分本位になっている証拠です。
一方、会社の業績が良ければその会社の社長の思いである志が社会に認められているのです。
そして、その社会性のある志に基づいて社長がいつも意思決定すれば売上も上がり、良い社員も育ち、利益も大きくなり、キャッシュも増えていきます。
繰り返しなりますが会社の目的は社長の主観で良いのです。社長の私利私欲でも良いのです。
しかし、会社を成長させたい、良い社員を育てたい、利益を多く出したい、キャッシュを増やしたいというのであれば世のため人のためになる公共性のある目的を設定して会社の方向性を決めなければなりません。