「社員の成長」

成長する社員と成長しない社員の違いは決して学歴や頭の善し悪しではなく、素直さの違いにあります。学歴がなくとも頭が良くなくても素直さがありさえすれば社員はすくすく成長するものです。
だから、採用面接でこの素直さを見抜くことができれば成長する社員を採用できます。ところがこれを見抜けないから採用の難しさがあります。

さて、社員をどうすると成長させられるのでしょうか?私は社員の成長には2つの要素が必要だと考えています。

  1. 仕事の経験:新入社員は仕事の経験がないので仕事ができないのは当たり前
  2. 仕事の知識:どんな仕事でも知識がなければ効果的に仕事はできません

さて、まず「仕事の経験」です。営業であろうと経理であろうと製造であろうと誰でも最初は全くの未経験です。
そして、仕事の経験値が増えれば増えるほど仕事ができるようになります。昭和であればサービス残業や休日出勤をさせて経験値を上げることもできたので仕事上の経験をさせることは容易にできました。
ところが最近の働き方改革の中ではそんなことはできません。
では、どのようにして経験値を上げさせるのか?労働法の中で残業手当や休日出勤手当を支払ってでも経験値を積ませることが必要だと思います。

一方、「仕事の知識」です。SMCグループであればまずは会計・税務の知識をつけることです。これは3ヶ月の新入社員研修で初歩的な知識を身につけさせます。
それ以降は月2時間程度の専門的研修を実施していきます。しかし、月2時間の研修だけでは「仕事の知識」としては不足です。そこで社員自身のプライベートの時間を使って知識をつける勉強ができるような環境を整えていきます。専門学校授業料を事務所が負担する、大学院の授業料も事務所が負担するなどです。あるいは専門書などを会社負担で購入できるなどの措置をします。
しかし、これもやる気のない社員いや素直でない社員はプライベートの時間を自分の知識習得のために使いません。
自己投資をしないのです。

いずれにしても中小企業には優秀な社員は入社してこないので自社で多くの「仕事の経験」をさせ、プライベートの時間を使って「仕事の知識」を身につけさせるようにします。社員自身が自ら自己投資をしたいと思わせなければできないことですね。 

そして、最後に経営者は自社の社員が成長することを楽しみにし、多くの給料を支払うことを誇りに思うようになりましょう。

今日の所感:社員の成長は楽しみです!
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