誰にでもいくつもの悩みがあると思います。
しかし、私は人から「曽根さん、悩みはありませんか?」と聞かれると「特にありません。」と答えます。
人生で解決できない問題は沢山あります。まず、私はこの問題だと思うことを2つに仕分けをします。自分で解決できる問題なのか解決できない問題かに分けます。自分で解決できない問題は自分の課題ではないと思って問題にしないのです。
例えば、「社員が退職したいと言ってきた」、「顧問先が顧問契約を解除したいと言ってきた」の2つの問題があったとします。いずれも自分にとって良い話ではありません。
この2つで悩んでいる経営者がいたとします。
まずは「社員が退職したいと言ってきた」という問題は退職したいと思っているのは社員なのでいくら悩んでも解決する問題ではないのです。社員の課題であって私の課題ではないのです。
この事象に対して私の課題は
- この社員を引き留めるか引き留めないか?
- 引き留められない場合に新たに人材を採用するのか?
です。悩んでも仕方がないのです。後は私の課題を実行して解決するだけです。
次に「顧問先が顧問契約を解除したいと言ってきた」という問題も顧問契約を解除したいという問題は顧問先が要望していることなので私の課題ではありません。
私の課題は
- ①何故、解約したいのかの理由を聞くこと
- ②その理由に対して改善策をどのようにするのか
の2つだけです。ちなみに私は社員からの退職の申し出や顧問先からの解約の申し出があっても決して引き留めることはしません。
理由は引き留めても必ず次に同じことを言ってくるからです。
さて、ここで社員が辞めたら困るのでどうしよう?顧問契約を解除されたら売上が減ってしまうのでどうしよう?と悩んでいる人をよく見ます。
こんなことで悩むぐらいだったら経営者をやめた方が良いですね。私は社員が辞めるのは当たり前、顧問契約を解除されるのが当たり前と思っているので何も悩まないのです。
そして、自分が実行できる課題だけを粛々と実行して解決すれば良いのです。
私の結論です。悩む前に自分のやれるべき課題を解決するよう実行しましょう。