経営者に最も必要なことがチャレンジです。私はこのブログでも何度もチャレンジについて取り上げました。また、私の著著「社長の覚悟」明日香出版でも「第7章チャレンジすれば、必ず成功への道が見えてくる」という章を設けてチャレンジについて言及しています。
チャレンジしてで成功することもあれば失敗することもあります。しかし、多くの経営者はこの失敗を恐れてなかなかチャレンジをしません。失敗はそんなに恐ろしいものなのでしょうか?私は失敗を恐れてチャレンジしない経営者の共通点を知っています。これらの経営者は失敗して資金が減少したりショートすることを恐れるより、失敗したことが人(社員や同業者)に知られて自分の実力が低く見られることを恐れているのです。このような経営者は2代目・3代目の経営者に多いですね。
さて、チャレンジには失敗はつきものです。ファーストリテイリングの柳井社長の著書「1勝9敗」に書かれて言うように小さな失敗、会社に致命傷を与えないような失敗はドンドンすれば良いのです。諺にあるように「失敗は成功のもと」です。本当にそうだと思います。言い換えると失敗の連続の延長線上に成功があるのです。プロ野球選手で一流バッターでも打率は3割です。打率3割と言うことは7割は凡退、失敗しているのです。そして、この7割の失敗の中から自分の改善点を見つけて3割のヒット・成功を導き出すのです。しかし、プロ野球選手でも打席に立たなければ(チャレンジしなければ)、ヒット(成功)どころか凡打(失敗)を打つこともできないのです。
経営においてまずはチャレンジすると決意することが大事です。チャレンジしなければ成功どころか失敗することもできないのです。チャレンジすると決意したら実行してみます。実行して最初から成功することなどまずあり得ません。最初は失敗するものです。失敗から学んで改良して改めてチャレンジ(実行)してみます。そして、また失敗します。しかし、前の失敗とは違う失敗をします。ここで大事なことはこの失敗で成功に一歩近づいたのです。そして、改良して新たなチャレンジをしてまたまた失敗してドンドン成功へと近づいていきます。
このようにチャレンジするときに最初から成功が約束されていることはありません。もし、最初から成功が約束されているものがあればそれをチャレンジとは呼びません。ドンドンチャレンジし失敗をしましょう。