「ワーク・ライフ・バランス」

最近の働き方改革以降、ワーク・ライフ・バランスという言葉を聞くことが多くなりました。調べてみるとワーク・ライフ・バランスとは「仕事と生活の調和」と訳される言葉です。
内閣府のサイトによると「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」 と定義されています。
さて、SMCグループでもワーク・ライフ・バランスと言う言葉を口にする社員が増えてきました。私は決してワーク・ライフ・バランスを否定するものではありません。むしろ推奨したいと思っています。しかし、世の中の風潮を見ていると

  • 仕事によってプライベートの時間を犠牲にしたくない
  • 家庭や趣味などのプライベートな時間を大切にしたい
  • 定時で仕事は終わって残業などしたくない

などなど、ワーク・ライフ・バランスではなく「ワーク<ライフ」即ちワークよりライフの方が重要と言っているように感じています。

内閣府サイトにあるようにワーク・ライフ・バランスとは大前提に「仕事の責任を果たすと共に」と言う言葉があります。決して、仕事をおろそかにしてプライベートの時間を大切にすると言うことではありません。特に仕事で8時間働いて定時に帰るのが当たり前のように思っている人達が増えています。「仕事の責任を果たす」=「8時間働く」ではないのです。「仕事の責任を果たす」とは自分の給料に見合った成果を会社にもたらすことです。定時の時間内に自分の給料に見合った成果を出すのは当たり前ですが、仕事の責任が果たせなければ残業や休日出勤する必要が出てきうるかもしれません、成果を出せなければ。逆に残業・休日出勤することがワーク・ライフ・バランスの趣旨に叶っているのです。

だから、結論的には仕事の責任を果たすことができる社員のみがワーク・ライフ・バランスを主張しても良いように思います。仕事の責任を果たすことができない社員がワーク・ライフ・バランスを主張すればするほど残業・休日出勤をしなければならなくなるのではないでしょうか?

今日の所感:ワーク・ライフ・バランスの意味を再考してみましょう!!
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