SMCグループの経営がとてもやりやすくなってきました。
当然、経営目標を設定して経営計画を立てて毎月モニタリングをしていることが一番の理由です。しかし、これだけではモニタリングでズレが出ているときにそのズレを解消するためにどんな具体的なアクションを起こしたら良いのかはなかなかわかりません。
この具体的なアクションを決めるために必要なことは正確な「数値」が必要です。
例えば、前月の目標売上が5000万円のところ4500万円しかなく500万円ズレが生じていたとします。
SMCグループでは経営計画と実績でどの売上がズレていたのかが即座にわかります。ズレの原因が税務顧問なのか、先行経営なのか、相続・事業承継なのかが即座にわかります。
そして、相続・事業承継が原因だったとします。
ここで原因分析します。
元々のアクションプランを実行してもズレたのか、あるいは当初のアクションプラン自体を実行しなかったためにズレたのかによって、修正のアクションが変わります。前者であれば新たな具体的なアクションを起こす必要があります。後者であれば、もともとのアクションを実行させる必要があります。
このようにSMCグループではPDCAの経営サイクルを回しながら具体的な数値に基づく分析を行って迅速にアクションを起こすようにしています。
ところが一般の企業は経営目標・経営計画もなくモニタリングもせず、数値に基づく分析もせず、三流アホ経営者の根拠もない勘に基づく具体的なアクションを起こします。当然、上手くいくはずがないのです。こんな企業と競争すれば、数値に基づく経営をしていれば必ず勝利しますよね。
日本電産の永守氏の言葉です。「数字音痴が会社を潰す。数字の裏付けのない机上の空論は負け犬の遠吠え」を噛みしめて下さい。そして、数字の裏付けのない具体的なアクションは単なるお遊びに過ぎません。