「知識」とは情報や事実を知っていることで、学校で学ぶことやデータなどを指します(インプット)。一方、「知恵」とは、その知識を状況に応じて理解し、適切に活用・応用する能力や力を指します(アウトプット)。一言で言えば、知識は知っていること 知恵は上手く使えることと言えます。知識の正体は情報・データ・事実であり、知恵の正体は判断力・工夫・応用力です。
では、どのように「知識」「知恵」を手に入れることが出来るのでしょうか。「知識」は書籍・新聞・ネット・人などから手に入れることができます。一方、「知恵」は「知識」をもとに様々な思考をしたり、チャレンジして成功したり・失敗したり試行錯誤しているうちに手に入れることが出来ます。知恵は知識がなければ生まれず、知識は知恵がなければ宝の持ち腐れになります。
具体的に見ていきましょう。ダイエットの例です。「糖質を減らすと体重を落としやすい」はダイエットの知識です。この知識に基づいて、「まずは夕食だけは糖質オフにしてみる」そして「体重が減った」「体重が減らなかった」いずれにしてもこの人にとってはこの結果は知識ではなく知恵となります。もう一つの事例です。知識としては「ランチェスター戦略の局地戦」を知っている、知恵は「資金が少ないから地域更に業種を絞って販売しよう」と実行してみて、その結果、「成功した」「失敗した」という経験の蓄積です。
さて、このように見てくると「知識」は頭の中にあるもので過去に基づいて構成されています。そして、重要なのは知識は量です。一方、「知恵」は「知識」に基づいて行動に移すことと言っても良いかもしれません。「知恵」は将来に向かって使うもので重要なのは量ではなく質です。そして、「知恵」は身につけてしまえば自分だけのものであり自分にしかない差別化された能力となります。「知識」は外部から手に入れるものなので手に入れようと思えば自分だけではなく他人でも手に入れられるので差別化は難しいと言えるでしょう。
最後に知識は地球上にどんなに多くあっても有限です。知識には限りがあるのです。一方、知恵は自分の行動なので無限の可能性があります。
