「社員との飲み会」

「社長は孤独」とよく言われます。この言葉を真に理解している社長が何人いるでしょうか?殆どの人は理解していません。私は「社長は社員と気軽に付き合ってはいけない」と思っていますし、そのようにしてきました。理由は以下の通りです。

  1. 社員との飲みにケーションは厳禁
    特定の社員と飲みに行くのは百害あって一利なしです。理由は飲みに行く基準が公平ではないからです。社長も人間ですからやはり好きな社員とばかり飲みに行くことになります。また、お酒を飲めない社員とは絶対行くことが出来ません。私は忘年会などの会社の公式行事かお客様と一緒の時以外は社員とお酒を飲むことはありませんでした。

  2. 仕事以外の会話は極力社員としないこと
    当然、業務の話は社員としますがそれ以外の会話は極力避けていました。やはり、この私的会話は話しやすい社員との会話が多くなるからです。話下手の社員とはやはり話が弾まないのであまり話さなくってしまいます。それであれば最初からどの社員とも私的会話をしないことです。更に「まだ結婚しないの?」とか「子供はまだ?」などの私的な会話は好意で言っても社員の取り方次第でハラスメントになってしまいます。

よく京セラの稲盛氏は「飲みにケーション」を重要視されていたので何故ダメですか?と聞かれます。これは私の推測ですが稲盛さんの飲みにケーションはすべての社員に対して平等だったと思います。すべての社員、お酒を飲む人、飲まない人にすべての社員に対して公平に開かれた飲みにケーションだったと私は推測します。

社長と特定の社員と飲むとその社員のプライベートな情報が社長に入ってきます、社長の個人的なことが社員にも伝わります。飲みに行かない社員と比べるととても不公平になってしまいます。飲みにケーションのデメリットは不公平だということです。
社長は全社員に対して公平であるべきです。社長は社員に公平になればなるほど「孤独」になるのです。

今日の所感:あなたは社員に対して公平ですか?!!
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西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

経営
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