「社長の思い」

私は1989年に独理開業した時、仕事が全くありませんでした。ゼロからの開業だったので当然、お客様もゼロでした。この時、感じたことは何もやることが無いことほど苦しいことはないなあということでした。監査法人でのサラリーマン時代は忙しすぎて暇になるといいなあと思っていました。しかし、実際に暇になってみるとやることが無いということは恐怖です。更にやることが無い=収入がないということです。それ以来、どんなに仕事が増えて手一杯になっても「忙しい」という言葉を使うことはなくなりました。
社長は本来忙しいはずがないのです。社長の仕事は
①会社の方向性を決めること 
②社員の働きやすい環境を創ること
の2つしかありません。今すぐやらなければない仕事=緊急な仕事などないのです。それでも今すぐやらなければならない仕事があるとするならば原因は2つあるはずです。

  1. 部下の仕事をやっている
    社長がやらなくてもよいような仕事をやっている つまり、本来部下に任せるべき仕事を横取りして恰も仕事をやっているふりをしている情けない社長です。
  2. 社長の仕事を先延ばしにしてきた
    本来、社長がやるべき仕事を先延ばしにしたために自分がやらなければならない仕事が緊急の仕事になってしまっている状態です。経営方針を決めなければならないのに決めてないために慌てて作らなければならなくなっているとか社員の評価制度を改定しなければならないのにしなかったために緊急でやらなければならなくなってしまっているなどです。

とは言っても①会社の方向性を決めること ②社員の働きやすい環境を創ること以外にやむを得ずやらなければならないことがあるのも事実です。
社長の仕事はどんな仕事でも重要であることと重要でないことの優先順位を付けることです。重要かどうかの判断基準は会社にとって長期的な視野から会社の存続にかかわるかどうかです。しかし、将来のことなので予測することは本当に難しいと思います。そんな時の判断基準は将来どうなるかを予測するのではなく自分がどうしたいが重要です。会社の将来は社長の思い一つで大きく変わります。

今日の所感:会社の将来は社長がどうしたいかで決まる!!
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これまで朝8:00に投稿してまいりました本ブログですが、2025年11月12日(水)より、投稿時間を朝9:10へ変更させて頂きます。
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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

経営
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