「世代交代」

SMCグループは一社でも多くの100年企業創出を目指しています。100年企業になるためには一般的には3回の世代交代が必要です。世代交代の基本は後継者育成です。
後継者を一流の経営者にするためには3つのポイントがあります。

1,社長の条件は年齢や能力では無い
経営者や後継者の年齢で社長を譲ると決めている経営者もいます。これは本人達の覚悟を決める上では有効だと思いますがその年齢の時の経営環境や後継者の能力がどうなっているのかわからないのでやめた方が良いと思います。私は必要な経営者としての能力を100とすると後継者の能力が70ぐらいになったら社長を譲っても良いと思います。
そして、社長という地位が後継者を育てるのです。

2,交代した後に会長としてサポートしない
 社長を譲った後、2年~3年は会長としてサポートすると言う例をよく見ます。これは絶対にやめた方が良いと思います。社長の成長の邪魔をしているだけです。
まず、会長の未練がましい心が良くない、社長の地位を譲ったのに実質的には一部の権限を留保しているのです。これでは後継者もいつまでも会長を頼って独り立ちできないばかりか、社長になったのに実質的な権限は会長にあるという不満を持つようになります。

3,社長を辞めたら権限を捨てる
社長という地位は人間の能力に関係なく優秀であろうと優秀で無かろうと社長という歯車なのです。社長を退任すれば単なる人なのです。そこで大事なのが社長退任後の生き方です。社長を退任したら会社から離れろと言っているのではありません。「権限を残すな!!」と言っているのです。後継者にすべてを任せろ!!そして、後継者が相談に来たら相談に乗る程度で良いのです。
後継者に譲ったら会社の業績が悪くなろうが良くなろうが仕方がないのです。唯一後継者が守るべきことは「創業の精神や経営理念」です。これが守れていないときのみ先代経営者として後継者に強く助言をしなければなりません。

さて、社長の地位を後継者に渡したのに何故いつまでも会社に関わったり社長の行動にいちいち口を出したりするのか? 
理由は①自分が社長という地位にあったのは歯車ではなく個人の能力(大した能力も無いのに)だと思っていること ②社長を引退すると会社に関わることしかやることが無い寂しい人生だから ということです!!

今日の所感:後継者に社長を譲ったら見守るだけにしましょう!!

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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

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