2020年に始まった新型コロナショック、今回のロシアのウクライナ侵略、急進した円安などで日本の中小企業の経営環境が激変しました。
「コンテナ代が値上がりして困っている」「原油の値上がりで燃料代が上がって赤字になってしまっている」「こんな状況なら工場を稼働させない方が良い」などなどの声を聞きます。
そして、この厳しい経営状態に更にコロナ融資の返済がスタートし出します。
中小企業にとって本当に厳しい状況でしょう。
しかし、企業経営は環境適応業です。ダーウインの説を借りれば「生き残る企業とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである」となります。中小企業はどんな厳しい環境変化があってもそれについて行くしかありません。
ところが多くの三流中小企業経営者は「早く新型コロナが収まって以前のように戻らないかなあ」「コンテナ代が元に戻らないかなあ」「もう少し円高にならないかなあ」などと自分は何の努力をせずに自分はそのままで環境が変わることを期待している三流アホ経営者が後を絶ちません。地動説の時代に天動説を唱えているようなものです。おめでたい人達ばかりです。または夏になっても冬服を着ている人達です。
日本電産 永守重信氏
「季節が変わっても同じ服を着続けている人が滑稽であるように企業も経済環境や経営環境が変わっているのにいつまでも同じ経営スタイルで押し通すのは滑稽であるばかりではなく、寒さで風邪を引いたり、暑さで脱水症状になって命取りになることもある」
今日の所感: 自らの会社を環境に合わせるために変化しましょう。