経営はどんどんチャレンジして経験して能力を身に付けていきます。しかし、人間誰でも1日24時間しかないので経験する時間には限界があります。だから、多くの経験を積むために経営者は朝早くから夜遅くまで長時間労働して多くの経験を積むことができます。
「太上は天を師とし、 其の次は人を師とし、 其の次は経を師とす」 言志録(佐藤一斎)
佐藤一斉は一番良いのは天を師とする:つまり、自分の人生での経験を師とすることと言っています。しかし、前述のとおり、経験するには1日24時間という制限があるので自ずから限界があります。
そこで、次は人を師とする:自分で経験するよりは劣るが人から学ぶことも有効であると言っています。セミナーや講演会で学ぶ、メンターなどから学ぶ、とても大事で効果もあると思います、しかし、人から学ぼうとすると時間や時代、場所を合わせなければ学ぶことができません。やはり、人から学ぶことにも限界があります。
さあ、最後は経を師とする:経とは書籍つまり本から学ぶことです。本はいつでもどこでも読むことができます。そして、3000年前の孔子の教えをも学ぶこともできます。時代や時間・場所も選びません。本からはいつでもどこでも学ぶことができます。
経験は自分で体験することが一番優れていますが、1日24時間という時間に限界があるので、人から体験を直接教えていただく、しかしこれにも限界があるので、本から学ぶのです。
だから、経営の能力はどれだけ本を読んだか、そして、それに基づいてチャレンジしたかで決まります。
今日の所感:週1冊は本を読みましょう。