パートはなかなか責任ある仕事を任せられなので正社員採用に重きを置いてきた会社は多いことでしょう。私もそうでした。しかし、最近の若者を見ていて経営者として考え方を変えなければならないと痛感しています。幹部候補の一部の若者を除いて殆ど責任感もなく仕事よりプライベートを重視しています。こんな若者に頼った経営は会社の成長を妨げます。
そこで、誰に頼るのかというとパートとシルバーです。2024年の日本労働人口は6957万人と過去最多の労働人口でした。これほど人手不足なのにこの数値を意外と思う経営者の方は多いでしょう。この数値は主婦のパートとシルバーの労働人口が増えているのです。そこで我々中小企業でもパートとシルバーを活用すれば人手不足を解消することができます。
さて、主婦のパートの採用です。現代の若者より明らかに責任感が強く更に社会的なマナーも身につけていますので社会人としての教育をする必要もありません。
主婦のパートは子供などの病気や参観日などのために自宅から近くの会社に勤めたい、働く時間や日に融通が利く会社に勤めたいと思っています。つまり、主婦のパートは働きやすさが採用の鍵なのです。更に採用したパートさんの子育てが一段落したら正社員になってもらうことも可能です。更に優秀であれば幹部になっていただくこともできます。
続いてシルバーです。60才や65才で定年退職された人を採用するのです。職種にもよりますが現代では75才や80才まで働くことは可能でしょう。シルバーは過去に多くの経験を積んでいます。シルバーはこの経験を活かすことを望んでいます。シルバーの経験を活かすことができる職場であれば是非積極的にシルバーを採用していきましょう。とは言っても体力的には衰えてきているのでフル勤務ではなく週3日、4日勤務とか午前中のみ勤務などの働き方ができると良いと思います。
恐らくパートやシルバーの仕事の生産性は若者より遙かに高いでしょう。