中小企業の若手社員の育成は真剣に考えなければなりません。
大企業に就職する若者は一流大学を出たような向上心のある人達なので自ら仕事でもプライベートでも向上することをします。ところが中小企業に来る並以下の社員は学生時代からたいした勉強もせず自分の能力の向上の仕方を知らないのです。そんな並以下の社員が売り手市場の就職戦線で甘~い言葉ばかり言われて勘違いして入社してきています。並以下の社員が経験して能力を向上するためには「学び+経験」しかないと思っています。
10年ぐらい前まではブラック企業が当たり前、長時間労働をさせて社員の能力を向上させてきました。これがとても有効でした。
最近の若手社員は上司が仕事で残業していても手伝うわけでもなく、最悪なのは自分の中途半端な仕事を上司にやらせて自分は定時に帰るという風潮。
この並以下の社員は勘違いしているのです。上場会社へ就職した一流の人間も同じようなことをしていると思っているのです。一流の人間は上場会社に入っても長時間労働をして出世競争で争っているのです。
そんな中で中小企業の並以下の社員教育はどうあるべきか?
- 採用の募集に甘いことを書かないこと、年間法定休日は120日で十分、忙しいときには残業ありと必ず書くこと。
- 昇進昇給に社内試験を必ず行うこと。
- 評価制度を能力向上させる制度にすること。
やはり、この時代に長時間労働は無理なので、社員には拡大してきた自分の時間を自分のための能力向上に投資させることです。
一年のうちの3分の1は休んでいます。もっとハッキリ言えば、週休2日のうち1日を資格取得や仕事の勉強をさせるように仕向けていくのです。これができない中小企業の社員は成長できないと思います。
さて、社員に勉強させる評価制度を自ら作成する「第3期評価制度・給与体系実践塾」を8月からスタートさせます。URL下記にあります。一度、検討してみては如何でしょうか?
https://www.tokai-sr.jp/seminar/3rd-rating-system-school