「日本の中小企業と社員教育」

1980年代はエコノミックアニマルと言われていた日本人。何と言われようと当時の日本人は勤勉で働き好きでした。とても良い国民性だったと思います。
そして、当時の日本経済はアメリカに次ぐ世界第二位の経済大国と言われていました。その原動力はやはり勤勉さと働き好きだったと思います。

ところが今はどうでしょう。
今の日本は生産性においては先進国の中で最低水準、さらに勤勉で働き好きだった国民性が失われて、「休みが多い方が良い」「残業はしたくない」「それでも給料は高い方が良い」・・・と言う若者が蔓延ってきました。

この大きな原因の一番は労働市場の需給関係で若者人口の減少で超売り手市場になっていることです。
そして、採用をビジネスとする会社が若者を採用する条件をどんどん若者有利に変えていっているからです。
例えば、「年間休日は最低でも120以上」「残業はありません」「有給取得率は100%」「上司は優しくパワハラは全くなく働きやすいです」「会社の雰囲気が良く自由な社風です」などなど、採用条件が要求されます。

ここで一言、言いたい。中学・高校・大学できっちり勉強してきて働き出しても即戦力の方々であればこれらの超わがままな条件でも入社した後も成長しながら高い生産性を実現できるでしょう。
ところが二流大学や名前も聞いたことがないような大学を卒業してきた社員がこのような甘い条件で社会で働いているので「プライベートの時間を大切にしたい」「長時間労働はブラック」と言っているので能力が向上しないどころか誰でもできるような簡単な仕事が1年たって2年たってもできないんです。

そして、最悪なのが上司がどんなに忙しく残業で頑張っていても部下は定時になると「お先に失礼します。」と平気で先に帰っていくのです。これでは将来能力を向上して高い役職に就くことは絶対に無理です。更に言えば給料もそんなに上がっていかないでしょう。
これを幸せな人生と考えているので不思議です。
本人はそんな生活で良いと考えて言うかもしれませんが、日本の中小企業そして日本の将来が心配になるのは私だけでしょうか?

今日の所感: 若手社員の社員教育を考えなければ!!

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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

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