「コロナ倒産」

テーコクデータバンクが6月1日13時30分までに「新型コロナウイルス関連倒産が200件に到達した。」ことを確認しました 200件を分析すると、都道府県別では「東京都」(43件)、「北海道・大阪府」(各17件)、「兵庫県」(13件)、「静岡県」(12件)の順で39都道府県で発生。業種別では「ホテル・旅館」(39件)、「飲食店」(24件)、「アパレル・雑貨・靴小売店」(16件)が上位を占め、負債額は5億円未満が全体の72.8%となっている。 

しかし、本当にコロナ倒産でしょうか?私は倒産の原因はコロナでは無いと思っています。ドラッカーは「現在の利益(資金)は将来の経費(資金)のためにある」と言っていました。これを言い代えれば「平常時の利益(資金)は緊急時のために貯めておく」と言って良いでしょう。平常時に少し利益が出たからといって節税したり、贅沢品を購入したりすれば資金が流出してしまい、緊急時に資金不足で困ることになります。

現在のコロナショックがこの緊急時なのです。私は言いたい、「何故、平常時に資金を蓄えていなかったのですか?」「三流会計事務所に唆されて、くだらない節税や贅沢品を購入していたのではないですか?」、資金を潤沢に持っていれば、コロナショックで2~3カ月ぐらいで倒産するのはコロナショックではなく、もともと経営内容が悪かった証拠です。

私は常に災害や非常事態などの緊急時に売上がゼロとなっても、人件費などを支払ってどれぐらいの期間持つのだろうかと考えながら経営をしています。以前、芝寿司の梶谷さんが東日本大震災の後「うちは売上ゼロでも3年は持つ」と言われました。この言葉を聞いて、事務所へ帰って決算書を調べてみるとSMCグループは2ヵ月しか持たないことが分かりました。

あまりの衝撃にもっともっと強い財務体質を作らないといけないと心に誓いました。それでも、現在でも売上がゼロだと6ヵ月しか持ちません。早くこの期間を1年以上にしたいと持っています。

今回のコロナショックで緊急時は資金が大事だと身に染みた方も多いと思います。是非、平常時にはこの本「大倒産時代の会社にお金が残る経営」(明日香出版社)を是非、読んでみてください。そして、あなたの経営の軸足を資金中心に変えてみましょう。

200617

今日の所感:緊急時に最も大事なのは資金です。

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