「経営バイブルの3点セット」

30年以上経営をやっていて、経営に必要な知識は「売上」「人事」「財務」の3つに尽きるなあと感じています。そして、この3点を基礎から学ぶ素晴らしい3冊の書籍をご紹介しますね。
まず、売上についてです。如何にお客様の立場に立つかが鍵です。「お客様のために」なんて言っているレベルではだめです。こんなことを教えてくれるのが「鈴木敏文の経営の不易」緒方知行著(日経ビジネス文庫)です。

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この本は不思議な本で10年前に読んだときは良い本でとても勉強になりましたがバイブルとまでは思っていませんでした。しかし、最近読み直してみて凄い本だと思い直しました。
続いて、「人事」です。最近の採用難の時期に人を活かすことはとても大事なことです。経営の最優先課題は今の時代は人ですね。そんな人の活かし方を教えてくれるのが「人を生かす稲盛和夫の経営塾」稲盛和夫著(日経ビジネス文庫)です。

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「目から鱗」のことばかり、そして、問答集なので臨場感があります。これは素晴らしい書籍なので、2019年にはこの書籍を教科書として「曽根康正の人事塾」を開催しようと思っています。
さて、最後が「財務」です。経営者が会計や経理を含めた財務の知識がないのは、人間として文字が書けないのと同じです。財務の知識を身に着けるにはこの書籍しかありません。「稲盛和夫の実学―経営と会計」稲盛和夫著(日経ビジネス文庫)です。これは20年近く前に読んで感動して何度もこの書籍を教科書として塾を開催しました。素晴らしい書籍です。

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以上の3冊をいつも手元に置き、バイブルとして何度も何度も読み返してください。そして、読んで学んだことを実践してください。
ところで奇しくもこの3冊すべて日経ビジネス文庫ですね。日経ビジネス文庫に本当に感謝です。

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